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『試合に勝つための!競技力アップ筋トレ完全ガイド』3,競技力向上のための筋トレメニュー|基本種目から競技別アプローチまで完全解説!

3,競技力向上のための筋トレメニュー|基本種目から競技別アプローチまで完全解説!

「筋トレをしているのに試合で力を出せない」

「もっとスピードやパワーを上げたい」

そう感じているあなたに必要なのは、「競技力に直結する筋トレメニュー」です。

筋トレには、見た目の筋肉をつけるためだけでなく、実戦で通用する“力を出す”体をつくる目的があります。本記事では、あらゆる競技に共通する「基本の5種目」から、競技別のおすすめトレーニング、自重とウェイトの違いまで、わかりやすく徹底解説します。

全身のパワーを引き出す「基本5種目」

まずは、どのスポーツにも応用できる「全身の筋力・安定性・瞬発力」を鍛える5種目を紹介します。

これらは筋トレ界の“王道”ともいえる種目で、土台を築くのに最適です。

スクワット|すべてのパワーの源は脚にあり

スクワットは、下半身全体を鍛える種目です。特に大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋(お尻)など、ジャンプ・走る・踏ん張るなどの動作に関わる筋肉に強く効きます。

  • 地面をしっかり蹴る力が身につく
  • 下半身の安定性が向上し、ケガの予防にもなる
  • バランス能力が向上し、動きの質が変わる

スポーツに必要な「力の出発点」は脚。スクワットを極めることで、全身のパフォーマンスが一段階アップします。

【基本のスクワットのやり方】

  1. 足を肩幅に開く

 つま先はやや外側に向けます。

  1. 背筋をまっすぐに伸ばす

 目線は前、胸を張り、手は前に伸ばすか胸の前でクロスします。

  1. お尻を後ろに引くようにしてしゃがむ

 イスに座るイメージで、膝がつま先より前に出ないよう注意。

  1. 太ももが床と平行になるまで下げる
  2. ゆっくり立ち上がる

ポイント

  • 息を吸いながらしゃがみ、吐きながら立ち上がる
  • 背中が丸まらないように注意
  • 膝とつま先の向きをそろえる

10回×2〜3セットを目安に行いましょう。フォームが最優先です。最初は鏡の前で確認しながらがおすすめです。

ベンチプレス|押し出す力を強くする

ベンチプレスは、大胸筋・三角筋・上腕三頭筋など、上半身の“押す力”を鍛える種目です。

  • ボールを投げる、相手を押す動作に有効
  • 上半身のパワーと安定性をつけられる
  • 特にラグビー・柔道・格闘技系に効果的

バーベルにこだわらず、ダンベルや腕立て伏せでも代用可能。フォームを守れば、初心者にもおすすめの種目です。

【基本のベンチプレスのやり方】

  1. ベンチに仰向けで寝る

 足は床にしっかりつけ、肩甲骨を軽く寄せて胸を張る。

  1. バーを肩幅より少し広めに握る
  2. バーをラックから外して、胸の上に構える
  3. ゆっくり胸の下あたりまで下ろす

 肘が肩のラインより下になるまで。

  1. 息を吐きながらバーを押し上げる

 肘を伸ばしきらず、胸を張ったまま戻す。

ポイント

  • バーは胸ではなく「目の位置」からスタート
  • 背中はアーチを描き、お尻はベンチにつけたまま
  • 無理せず、補助者がいると安心

8〜12回×2〜3セットが目安です。フォームを守り、軽めの重量からスタートしましょう。

デッドリフト|全身を連動させる“引く”王様種目

背中・体幹・脚を同時に鍛えるのがデッドリフトです。

  • 地面を蹴って力を出す「連動性」を高める
  • 背筋・お尻・ハムストリングスの強化に最適
  • 姿勢改善や腰回りの安定にもつながる

競技力向上に不可欠な「体の軸」を鍛えるのに最適です。フォームが難しいので、鏡で確認しながら無理のない重さで始めましょう。

【デッドリフトの基本のやり方】

  1. 足を腰幅に開いてバーの前に立つ

 バーは足の中央(くるぶしの真上)にくるように立ちます。

  1. 膝を軽く曲げ、股関節を折ってバーを握る

 背中を丸めず、腰を反らせすぎず、背筋をまっすぐキープ。

 手幅は肩幅程度。オーバーグリップ(手の甲が前)がおすすめ。

  1. 胸を張って顔は正面を見る
  2. かかとで床を押すように立ち上がる

 背中を丸めず、バーは足に沿わせるようにまっすぐ上げる。

  1. 膝と股関節が伸びきったら、フィニッシュ

 体を反らしすぎず、真っすぐ立つ。

  1. バーをゆっくり元の位置まで下ろす

 下ろすときも、背中を丸めず、お尻を後ろに引きながら。

ポイント

  • 背中は常にまっすぐ(猫背厳禁)
  • 腰だけでなく、脚とお尻で引き上げる意識を持つ
  • 初心者は軽めのダンベルやフォームチェックから始めると安全

5〜8回×2〜3セットが目安です。フォームを覚えるまでは無理に重い重量を使わず、動きの習得を優先しましょう。

チンニング(懸垂)|自分の体を引き上げる力

自重トレーニングの中でも難易度が高いチンニング(懸垂)は、背中や腕の“引く力”を強化します。

  • 広背筋・上腕二頭筋・前腕を同時に強化
  • 引き寄せる動作、バランス保持に役立つ
  • サッカーやバスケ、格闘技の競技者にもおすすめ

できない場合は、足を台に置いたり、ゴムバンドで補助して行うと◎。1回からでもOK。継続すれば力がつきます。

【チンニング(懸垂)の基本のやり方】

  1. バーを肩幅より少し広めに握る

 手のひらは前向き(オーバーハンドグリップ)にします。

  1. 腕をまっすぐ伸ばして体をぶら下げる

 肩はすくめず、軽く下げてリラックス。

  1. 胸を張って、あごをバーの上まで引き上げる

 背中の筋肉を意識し、反動を使わずにゆっくりと。

  1. ゆっくり体を下ろす

 腕を伸ばしきる手前まで戻し、再び引き上げる。

ポイント

  • 肘を引き寄せるイメージで行うと、背中に効きやすい
  • 初心者は、足台・アシストバンド・斜め懸垂からスタート
  • 腕ではなく「背中」で体を引く意識が大切

できる回数から始めて、徐々に回数やセットを増やしていきましょう。背中、腕、体幹を一度に鍛えられる、非常に効率の良いトレーニングです。

プランク系体幹トレ|“揺れない軸”を作る最重要種目

体幹トレーニングの代表格「プランク」は、スポーツ動作のブレを防ぐための基本中の基本。

  • 腹筋・背筋・骨盤周りを安定させる
  • 全身の連動性が向上する
  • ジャンプ、走行、接触プレーすべての基盤となる

肘付き、横向き、片足バランスなど、さまざまなバリエーションで負荷を調整可能。毎日続けやすいのも魅力です。

【プランクの基本のやり方】

  1. うつ伏せになり、肘とつま先で体を支える

 肘は肩の真下、前腕は床につける。

  1. 背筋をまっすぐに伸ばす

 お尻が上がったり、腰が落ちたりしないように注意。

  1. 目線は床、首はリラックス
  2. お腹とお尻に力を入れて30秒キープ

 慣れてきたら60秒以上、複数セット行う。

バリエーション(より効果を高めるために)

  • サイドプランク:横向きになり、片肘・片足で体を支える。腹斜筋に効果的。
  • プランク+脚上げ:交互に片脚を少し持ち上げて、体幹と臀部に負荷をプラス。
  • プランクウォーク:肘→手→肘と、前腕と手を交互に動かして体幹を刺激。

ポイント

  • 呼吸は止めず、ゆっくり自然に行う
  • 腰が反ると腰痛の原因になるため、常に姿勢を意識する
  • 毎日継続しやすく、体幹強化・姿勢改善・ケガ予防に効果的

プランクは“動かない筋トレ”ですが、全身の安定性を高めるとても重要な体幹トレです。フォームを守って、無理のない範囲で続けましょう。

競技別おすすめ筋トレ例

競技ごとに、重視すべき動きと筋力があります。以下に代表的なスポーツ別の筋トレ例をご紹介します。

サッカー選手

  • 主に下半身の安定性と方向転換、当たりの強さが必要
  • おすすめ:ヒップスラスト、片足スクワット、ラテラルランジ、プランク

陸上競技(短距離)

  • スタートダッシュと爆発力が鍵
  • おすすめ:スクワットジャンプ、クリーン、スプリントドリル、デッドリフト

バスケットボール

  • ジャンプ力・空中での安定性・リバウンド動作が重要
  • おすすめ:ボックスジャンプ、ジャンピングスクワット、チンニング、体幹トレ

ラグビー・アメリカンフットボール

  • 当たり負けしない全身の強さとスピードが必須
  • おすすめ:ベンチプレス、スクワット、ファーマーズウォーク、チンニング

自重トレーニングとフリーウェイトの使い分け

自重トレーニングの特徴

  • 自分の体重を利用(腕立て伏せ、スクワット、プランクなど)
  • 安全性が高く、初心者や成長期の子どもに最適
  • 場所を選ばず、継続しやすい

フリーウェイトの特徴

  • ダンベルやバーベルなどを使用
  • 負荷を調整でき、筋力アップに直結
  • 正しいフォームが必要なので、中〜上級者向け

ポイント:初心者はまず自重で「動きと姿勢」を習得し、慣れてきたらフリーウェイトでパワーアップを目指すのが理想です。

まとめ|筋トレは「競技力に直結させる視点」が重要

筋トレは筋肉をつけるだけではなく、競技力を上げるための「戦略的トレーニングツール」です。

  • 全身のパワーを引き出す5種目を土台に
  • 競技別に求められる動きに対応したメニューを組む
  • 自重とフリーウェイトを使い分けて、安全かつ効果的に継続

この3つを意識してトレーニングを行えば、どんなスポーツでも「本番で強い身体」を作ることができます。

運動 exercise
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管理人
高山 慶市

接骨院(柔道整復師)の道に足を踏み入れてから、あっという間に35年。
この間に取得した資格は山のよう。柔道整復師はもちろん、スポーツトレーナー、ケアマネジャー、テーピング、リハビリや治療に関する資格も取り揃えていて、その数は我が家の洗濯物の山と良い勝負です(笑)。

トレーナーとしては、陸上競技・サッカー・バスケットボール・野球と、さまざまな競技の現場に立ち会ってきました。高校のグラウンドや体育館で、選手のケガや疲労に向き合ってきた日々は、今でも私の財産です。

そんな経験を活かして、当院ではケガの応急処置からリハビリ、競技への復帰までをトータルでサポート。もちろん、スポーツとは無関係な日常の「ちょっと痛い」「なんだか重い」も、しっかり診ています。

そして最近は、ブログでも情報を発信しています。
その名も《イキイキ!生活改善ラボ》!
運動・休養・栄養・予防の4つを柱に、「自分の体をもっと大切にしたくなる」そんなきっかけになる記事を書いています。

実はこのブログ、コロナ禍で外出が難しくなったとき、「来られない患者さんにも何かできないか」と思ったのが始まりなんです。
そこから、自分の経験や現場のエピソードを交えて、健康情報を届けることが楽しくなってきました。

「ここに来ればなんとかしてくれる」「この人の言うことならちょっと試してみよう」
そんなふうに思ってもらえるように、院でも、ブログでも、YouTubeでも、インスタでも、地域の“かかりつけ”として皆さんの元気を支えていきたいと思っています!

新潟県新潟市中央区長潟3-2-2 たかやま接骨院

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