痩せない時期こそチャンス!停滞期の乗り越え方
〜カラダが慣れた時の代謝リセット術〜
「先生、全然体重が減らないんです…」
これは僕の接骨院に通う40代女性の一言。ダイエットを始めて3ヶ月、順調に落ちていた体重がピタッと止まり、焦って駆け込んできました。
「食事も運動もちゃんとしてるのに、なぜ?」と、不安になる気持ち、すっごくわかります。
でも、ちょっと待った。
実は「痩せない時期=停滞期」って、あなたの体が「変化にちゃんと適応できている」というサインでもあるんです。
今回は、この厄介なようで実は前向きな「停滞期」をどう乗り越えるかを、科学的根拠と現場経験からわかりやすくご紹介します。
■ 停滞期の正体:体は賢くサボる!?
ダイエット初期に体重がストンと落ちるのは、糖質制限や運動などによって体内の「水分」や「筋グリコーゲン」が減るから。
でも、体はだんだん慣れてきて、エネルギーを節約するモードに切り替えます。これがいわゆる「ホメオスタシス(恒常性)」の働き。
しかも脂肪を落とすには、筋肉を落とさず代謝を維持する必要がある。でも過度な食事制限や同じ運動パターンでは、体が省エネ仕様にチューニングされてしまうんです。
■ トレーナーの現場あるある「ずっと同じ筋トレしてる人問題」
高校バスケ部でのトレーナー指導中、ある男子が「3週間同じ筋トレを続けてるのに、もうキツくないっす」と言ってきました。
「それ、筋肉がもう慣れた証拠だぞ。筋トレにも“マンネリ防止”が必要だ!」
そう伝えて、種目を変えたり負荷を微調整したら、再び筋肉痛が。「あれ、久しぶりに効いたかも!」と彼も嬉しそう。
これは一般人のダイエットにも同じことが言えます。いつも同じメニューじゃ、カラダは省エネに慣れてしまうんです。
■ 停滞期を突破する3つの実践法
では、どうすればこの「賢すぎる体」に変化を起こせるのでしょう?
僕が実際に患者さんやアスリートに使っている3つの方法をご紹介します。
① 軽く“刺激”を変える:運動の負荷・種類を変える
停滞期には、ガラッと変えるより「ちょっと変える」くらいがちょうどいい。
- ウォーキング→階段1本追加
- 筋トレの回数→少し増やす or インターバル短くする
- ストレッチ→ヨガを取り入れてみる
特に女性の更年期世代では、無理なく取り入れられる“小さな運動スイッチ”が鍵です。私が以前指導していた体育館での高齢者スポーツ教室でも、イスに座った運動にタオルを足すだけで効果UPしました。
② 食事の「タイミング」と「質」をリセット
「量」は変えなくても、「食べる時間」をちょっと意識するだけで代謝は変わります。
- 朝食をソイプロテイン入り豆乳に→午前中の活動量がUP
- 夜の炭水化物→少しだけ控えて、代わりに野菜スープに
- 朝食抜き派→一度、軽い朝食(果物や卵)を取り入れてみる
ある往診先の患者さん(70代・男性)は、夜型生活から朝方に変えただけで体重が自然と減少。「生活リズムが代謝のスイッチ」なんですよ。
③ 睡眠リセットでホルモン調整
これは見落とされがちだけど超大事。
「痩せホルモン」と呼ばれるレプチンや、逆に食欲を刺激するグレリンは、睡眠時間・質と密接に関係します。
夜更かし→翌朝だるい→朝食抜き→昼にドカ食い…という流れは、体重増加ループの入り口です。
睡眠をリセットするコツ:
- 寝る1時間前にスマホをやめる
- 寝室を暗く・静かに
- 寝る前にホットミルクやストレッチを取り入れる
僕の講義を受けた専門学校の生徒も、課題で「1週間早寝チャレンジ」をしたら「食欲が自然に落ちた」と驚いていました。
■ 停滞期は、「前進の合図」だった!
痩せない時期にイライラして、やけ食いしたり運動をやめてしまうのは本当にもったいない。
実は、停滞期こそ体が変化している証。
むしろ「今がチャンス!」と捉えることで、次のステージに進めます。
■ 最後に:あなたのカラダは、あなたが味方してあげて
どんな優秀な選手でも、どんな前向きな人でも、必ず「止まる時期」はあります。
でも大事なのは、そこで「やめない」こと。ほんの少しの工夫で、停滞期は突破できます。
そして何より、完璧じゃなくていい。今日よりちょっと前向きな選択をすることが、明日の健康をつくります。
📌 イキイキ!生活改善ラボは、これからも「実際に現場で役立った方法」や「リアルな声」をお届けしていきます。
「次は◯◯についても教えて!」というリクエストがあれば、お気軽にコメントくださいね!
新潟市中央区長潟3-2-2 たかやま接骨院 高山 慶市
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