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【頭痛】のタイプ別セルフチェック!原因を知れば対策も変わる

予防 prevention

「先生、最近頭が痛くなるんですけど、肩こりのせいですか?それとも片頭痛でしょうか?」

接骨院でよく聞かれる質問です。頭痛と一言でいっても、実は原因も種類もさまざま。間違った自己判断で薬を飲み続けると、かえって症状を長引かせてしまうこともあります。

今回は、臨床現場やスポーツ指導の中でよく出会う「代表的な頭痛の種類と症状」「原因とセルフチェック方法」について、私自身の体験も交えてお話しします。

頭痛の主なタイプは大きく3つ

頭痛にはいろいろな分け方がありますが、日常的に多いのは次の3タイプです。

  1. 緊張型頭痛
  2. 片頭痛(偏頭痛)
  3. 群発頭痛

この3つを知っておくだけでも、セルフチェックの精度がグッと上がります。

緊張型頭痛|肩こりやストレスからくる「締めつけられる痛み」

症状

  • 頭全体、特に後頭部から首にかけて「ギューッ」と締めつけられるような痛み
  • 鈍い痛みが長時間続く
  • めまいや吐き気はあまり伴わない

原因

長時間のデスクワークやスマホ操作による姿勢の崩れ、肩や首の筋肉の緊張、精神的なストレスが大きな要因。

現場での体験談

パソコン作業が多い30代の患者さん。毎日のように夕方になると頭が重く、湿布や鎮痛薬でごまかしていました。触診すると、肩甲骨周囲の筋肉が板のように固くなっており、ストレッチと生活習慣の改善を指導したところ、1か月ほどで「頭痛薬を飲む回数が激減しました」と笑顔で話してくれました。

片頭痛|脈打つような強い痛みと吐き気を伴うことも

症状

  • こめかみから目の周囲にかけて「ズキズキ」と拍動性の痛み
  • 吐き気や光・音に敏感になる
  • 数時間から数日続くこともある

原因

血管が拡張して炎症が起きるのが特徴。寝不足、過労、気圧の変化、ホルモンバランスの乱れなどが誘因になる。特に女性に多く、月経周期との関係も深い。

現場での体験談

高校バスケットボール部の女子選手が「試合前に頭が割れるように痛くなる」と相談してきたことがありました。記録を取らせてみると、生理周期と痛みのタイミングが重なっていました。婦人科の医師とも連携し、栄養指導や睡眠改善を行ったことで、パフォーマンスが安定し試合でも力を発揮できるようになりました。

群発頭痛|片側の目の奥がえぐられるように痛む

症状

  • 片側の目の奥に激しい痛み
  • 流涙や鼻水を伴う
  • 夜間に起きることが多い
  • 数週間から数か月、同じ時期に集中して発作が起きる

原因

はっきりした原因はまだ解明されていませんが、自律神経や血管の異常が関係すると考えられています。アルコールや喫煙が誘因になることも多い。

現場での体験談

40代の男性患者さん。夜中に必ず同じ時間に痛みで目が覚めるとのこと。MRIなどの検査を受けた結果、群発頭痛と診断されました。このタイプは市販薬では対処できず、専門医による特定の薬が必要になります。

危険な頭痛を見分けるサイン

「いつもの頭痛だから」と放置してはいけないケースもあります。

  • 突然、今までにない強烈な痛み
  • 発熱やけいれん、意識障害を伴う
  • ろれつが回らない、手足がしびれる
  • 首の硬直や吐き気が強い

こうした場合は脳出血や髄膜炎など命に関わる病気の可能性があるため、すぐに医療機関を受診すべきです。

セルフチェックのポイント

自分の頭痛タイプを見極めるには、症状日記をつけるのが一番です。

  • いつ頭痛が起きたか
  • 痛む場所
  • どんな痛みか(ズキズキ、締めつけ感など)
  • 吐き気や光過敏の有無
  • 前日の睡眠時間や食事内容

接骨院の患者さんにも「頭痛ノート」を勧めています。1か月記録するだけで、生活習慣との関係が見えてきて、予防にもつながります。

予防と日常でできる対策

  • 姿勢の見直し:スマホを下向きで長時間使わない
  • 睡眠のリズムを整える:寝不足も寝すぎも頭痛の誘因になる
  • 適度な運動:血流改善のために散歩やストレッチ
  • 食事管理:加工食品やアルコールは片頭痛を誘発しやすい
  • ストレスケア:深呼吸や趣味の時間を意識的に作る

体育館での高齢者体操教室では、週1回の軽運動を続けている方は「頭痛が減った」と話してくれます。筋肉の柔軟性と血流の改善が関係していると考えられます。

まとめ

頭痛には大きく3つのタイプがあり、症状や原因はそれぞれ異なります。

  • 緊張型頭痛:肩こりや姿勢の崩れから
  • 片頭痛:血管の拡張、ホルモンや気圧の変化が関与
  • 群発頭痛:目の奥の激痛、専門医の治療が必要

そして、危険な頭痛を見分けることも欠かせません。

日々のセルフチェックと生活習慣の改善が、予防と早期対応につながります。

私自身、臨床現場で「頭痛が減った」と患者さんに笑顔で言われる瞬間に、正しい知識と小さな工夫が生活を大きく変えることを実感しています。あなたも今日から、頭痛と正しく付き合うための一歩を踏み出してみませんか?

新潟市中央区長潟3-2-2 たかやま接骨院 高山 慶市 

#頭痛 種類 #片頭痛 症状 #頭痛 種類と原因 わかりやすく

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管理人
高山 慶市

接骨院(柔道整復師)の道に足を踏み入れてから、あっという間に35年。
この間に取得した資格は山のよう。柔道整復師はもちろん、スポーツトレーナー、ケアマネジャー、テーピング、リハビリや治療に関する資格も取り揃えていて、その数は我が家の洗濯物の山と良い勝負です(笑)。

トレーナーとしては、陸上競技・サッカー・バスケットボール・野球と、さまざまな競技の現場に立ち会ってきました。高校のグラウンドや体育館で、選手のケガや疲労に向き合ってきた日々は、今でも私の財産です。

そんな経験を活かして、当院ではケガの応急処置からリハビリ、競技への復帰までをトータルでサポート。もちろん、スポーツとは無関係な日常の「ちょっと痛い」「なんだか重い」も、しっかり診ています。

そして最近は、ブログでも情報を発信しています。
その名も《イキイキ!生活改善ラボ》!
運動・休養・栄養・予防の4つを柱に、「自分の体をもっと大切にしたくなる」そんなきっかけになる記事を書いています。

実はこのブログ、コロナ禍で外出が難しくなったとき、「来られない患者さんにも何かできないか」と思ったのが始まりなんです。
そこから、自分の経験や現場のエピソードを交えて、健康情報を届けることが楽しくなってきました。

「ここに来ればなんとかしてくれる」「この人の言うことならちょっと試してみよう」
そんなふうに思ってもらえるように、院でも、ブログでも、YouTubeでも、インスタでも、地域の“かかりつけ”として皆さんの元気を支えていきたいと思っています!

〒950-0932 新潟県新潟市中央区長潟3-2-2 たかやま接骨院 高山 慶市

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