― 我慢より順番!太らない食べ方の黄金ルール ―
「食べすぎる」のは性格じゃなく、順番の問題だった
「もう夜9時だし、軽く食べよう…」
そう言いながら、冷蔵庫を開けてプリンとアイスを出していたあの頃の私。
結果、“軽く”どころか、翌朝の体重計が重くなってました(笑)。
食べすぎを我慢するのは、思っている以上にストレスです。
でも実は、「何を食べるかよりも“どの順番で食べるか”が太るか痩せるかを左右する」ということが、
医学的にもはっきりしてきました。
順番を変えるだけで、血糖値の上昇がゆるやかになり、
お腹も満たされやすくなる。しかもリバウンドしにくい。
まるで“食べ方を調律するダイエット”です。
体験談①:野菜を先に食べたら、ラーメンを残した話
ある日、昼休みにスタッフとラーメン屋に入りました。
「今日はいつもと違う食べ方を試してみよう」と思い、
出てきたラーメンの上にのったネギやもやし、メンマを先にゆっくり味わうことにしました。
すると不思議なことに、麺を食べる頃にはもう「満足感」が出てきて、
いつもならスープまで飲み干す私が、
その日は「スープはもういいかな」と思えたんです。
そのあとラーメンを食べたら、なんと――
「替え玉いらないな」と思ったんです。
これは単なる気のせいではなく、ちゃんと科学的な理由があります。
「食べる順番」が太り方を変える理由
人間の体は、食べたものを血糖に変えてエネルギーにします。
ただし、急に血糖値が上がると、インスリンが大量に分泌され、脂肪をため込みやすくなる。
でも、野菜やタンパク質を先に食べると、その“急上昇カーブ”を抑えられるんです。
✅順番の基本
- 野菜・海藻・きのこ類(食物繊維)
- 肉・魚・卵・大豆製品(タンパク質)
- ご飯・パン・麺(炭水化物)
この順番で食べるだけで、血糖値の上昇スピードが緩やかになり、
脂肪として蓄積されにくくなる。
これは国内の大学病院の研究でも確認されています。
(参考:大阪大学・藤田医科大学共同研究 2020)
体験談②:高齢者スポーツ教室でも大反響!
私が運動指導をしている高齢者スポーツ教室でも、
「順番食べダイエット」を紹介しました。
最初は「え〜野菜から?味気ないわね」と言っていた参加者の皆さんも、
2週間後には「ご飯を残しても満足できた!」と笑顔に。
中でも80代の女性がこう言ってくれました。
「先生、体重は1kgしか減ってないけど、ズボンがゆるくなったの!」
これは筋肉を落とさず、内臓脂肪が減っている証拠。
数字よりも、体の変化を感じられるのがこの方法の魅力です。
「ゆっくり食べる」が最強のダイエット法
順番に加えてもう一つ大事なのが、「スピードを落とす」こと。
人の脳が“満腹信号”を出すまでには、食べ始めてから約20分かかります。
早食いは、信号が届く前に食べ終わってしまう。
だから「お腹いっぱいなのに、まだ食べたい」が起こる。
私の接骨院に通うサラリーマンの患者さんも、
「昼休みが短いから早食いなんですよ」と話していました。
そこで「スプーンを置く回数を1回増やしてみてください」と伝えたら、
「それだけで昼食後の眠気が減りました」と報告が。
つまり、“ゆっくり食べ”は代謝にも集中力にも効く、一石二鳥の習慣なんです。
間食を“敵”ではなく“味方”にする
「間食=悪」と思い込んでいませんか?
実は、正しいタイミングと中身を選べば、太りにくくなるんです。
たとえば、
- 朝食と昼食の間(4時間以上空く時)は、ナッツ・ゆで卵・ヨーグルト。
- 午後の眠気が出る時間は、カカオ70%以上のチョコをひとかけ。
血糖値の乱高下を防ぎ、次の食事のドカ食いを防げます。
往診で伺っている寝たきりの方にも、
「3食きっちりより、4回に分けて少しずつ」が合うケースも多い。
年齢・体力・活動量によってベストな間食タイミングは違うのです。
食べ方改革は「努力」より「習慣」
太らない人は、実は“努力”していません。
無理に我慢せず、「食べる順番」と「食べるリズム」が自然と整っているだけ。
ダイエットは「食べない戦い」ではなく、
“自分の体を理解して、上手につき合う技術”
食べすぎても、自分を責める必要はありません。
「次の食事でリズムを整えよう」と思えるかどうか。
それが継続できる人の共通点です。
まとめ:「我慢ゼロで太らない」方法は“食べ方”にあった
- 我慢より順番。食べる順番で太り方が変わる。
- 野菜→タンパク質→炭水化物の黄金ルール。
- ゆっくり食べるだけで、脳が満腹を感じやすくなる。
- 間食もコントロールすれば、味方になる。
そして何より大切なのは、楽しんで続けること。
私が接骨院でよく言う言葉があります。
「ダイエットは修行じゃない。自分の体と仲直りする時間だ。」
次の食事、まずは“キャベツをひと口”から始めてみませんか?
それだけで、あなたの体は少しずつ変わり始めます。
■次回予告:第3章
「年齢とともに落ちる代謝を上げる3つの生活習慣」
「冷え」「筋力低下」「睡眠不足」――この3つを整えるだけで、
燃える体に生まれ変わります。お楽しみに!
新潟市中央区長潟3-2-2 たかやま接骨院 高山 慶市
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