「お腹がすいた=チャンス!脂肪が燃える時間の使い方」
「お腹がすいた…」それ、実は“燃焼サイン”かも?
「お腹がすくと、つい何か食べちゃうんだよね」
そんな言葉、接骨院の待合室でもよく耳にします。
でも、私はいつもこう言うんです。
「空腹は悪者じゃない。“燃料切れ”のサインなんです」
実は、人間の体は「お腹がすいた」と感じたときに、
脂肪をエネルギーに変えるスイッチが入ります。
このタイミングをうまく使えば、
わざわざ断食なんてしなくても、自然に“脂肪が燃える体”を作ることができるんです。
🔍空腹=脂肪を使う準備が整った状態
体の中では、食後すぐは“血糖”が高い状態。
このときは、エネルギーとして糖(グルコース)を優先的に使っています。
しかし、食後3〜4時間たち、血糖が下がってくると、
体はエネルギー源を「脂肪」に切り替えます。
これが「脂肪燃焼のスイッチオン」の瞬間です。
よく「食べないとエネルギーが出ない」と言う人がいますが、
実は脂肪という“備蓄燃料”をうまく使えば、
空腹時間をエネルギーリセットの時間に変えられるのです。
患者さんのエピソード:「間食やめたら午後の眠気が消えた!」
私の患者さんで、事務職の50代女性。
「午後になると必ず眠くて、お菓子をつまんでた」という方がいました。
一緒に取り組んだのは、
“間食を我慢する”ではなく、“間食のタイミングを変える”こと。
具体的には、
- 午前10時→軽くナッツやチーズ
- 昼食→しっかり食べる
- 午後3時→水分を多めにとる(白湯や炭酸水)
このリズムを2週間続けたところ、
「午後の眠気がなくなって集中できるようになった」と笑顔で報告してくれました。
空腹を我慢するのではなく、
空腹のリズムを整えることで、血糖の波が安定するんですね。
“空腹時間”を上手に使う3つのコツ
① 朝食は「抜かずに軽く」
朝を抜くと、体が“飢餓モード”になり、
次に食べたときに脂肪をため込みやすくなります。
理想は、タンパク質+少しの炭水化物+水分。
例)
- ゆで卵+バナナ+味噌汁
- 納豆ご飯+緑茶
- プロテイン+オートミール+果物少々
“軽く”でいいんです。朝はエンジンをかける時間帯ですから。
② 間食は「血糖の谷」を作らないタイミングで
食後3時間くらいで軽く空腹を感じたら、
ナッツ・チーズ・ゆで卵など、血糖を急上昇させない食べ物を選びましょう。
逆に、
- 甘い菓子パン
- ジュース
- スナック菓子
これらは一瞬満たされても、血糖が乱高下し、
逆に“また食べたくなる”悪循環に。
「お腹が減る=チャンス」ではなく、「お腹が減る=ピンチ」に変わってしまいます。
③ 夜の空腹は“燃焼ゴールデンタイム”
夜食を取らずに眠るのは、脂肪燃焼の大チャンスです。
寝ている間、体は「成長ホルモン」を分泌し、
古い細胞を修復しながら脂肪をエネルギーに使います。
私自身、夜9時以降は“食べない習慣”を続けています。
最初の3日間は少しつらいけど、
体が慣れると朝の目覚めが軽く、体温も高くなっているのを感じます。
これは代謝が上がり、脂肪がうまく燃えている証拠です。
血糖コントロールのコツ:「食べる順番」を意識する
血糖の急上昇を防ぐには、
「野菜 → たんぱく質 → 炭水化物」の順番で食べるのが基本。
私の接骨院でも、「食べる順番ダイエット」を指導することがありますが、
効果は抜群。
例えば同じ定食でも、
最初にご飯から食べると血糖値は急上昇。
一方、最初に野菜を食べるだけで上昇カーブがゆるやかになります。
結果、インスリン(脂肪をためるホルモン)の分泌が減り、
太りにくい食べ方になるんです。
高校野球部のエピソード:「空腹を怖がるな」
高校野球部でトレーニングを指導していたとき、
練習中に「お腹がすいた」と言って集中力が切れる選手がいました。
そこで私はこう言いました。
「空腹は、燃料が足りないんじゃなくて、
体が“予備タンク(脂肪)を使い始めたサイン”だぞ」
その言葉をきっかけに、
選手たちは“お腹がすく=調子が悪い”ではなく、
“燃焼モードに入った”と前向きに捉えるようになりました。
数週間後、彼らの持久力が明らかに上がり、
「先生、あの言葉、けっこう効きました!」と笑っていました。
「空腹時間=心のリセット時間」に
空腹のとき、イライラする人もいますよね。
そんなときこそ、深呼吸をしてみましょう。
鼻からゆっくり3秒吸って、口から6秒吐く。
これを3回繰り返すと、
副交感神経が優位になって、空腹のストレスがスッと軽くなります。
“空腹を我慢する”のではなく、
“空腹と仲良くなる”感覚を身につけると、
食べ方も自然に整っていきます。
まとめ:「空腹は、体のメンテナンス時間」
空腹は「エネルギー不足」ではなく、
体が脂肪を燃やしてリセットしている時間です。
食べすぎを減らし、食べない時間を少し増やすだけで、
血糖が安定し、眠気・だるさ・イライラが減っていきます。
空腹を恐れずに、味方にしてみましょう。
「お腹がすいた=チャンス」
――その時間こそ、あなたの体が変わる瞬間です。
新潟市中央区長潟3-2-2 たかやま接骨院 高山 慶市
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