~パフォーマンスを引き出す、日常&試合前の食事戦略~
こんにちは。
アスレチックトレーナーのオリオン ケイです。
「どんなに練習しても、試合で実力が出せない…」
「試合前にお腹が重くて動けなかった…」
そんな経験はありませんか?
実は、日々の食事と、試合前の食事タイミングや内容こそが、勝負を分けるカギになるのです!
今回は、スポーツ選手が知っておきたい「日常の食事管理」から「試合前日・当日の栄養戦略」までを、わかりやすく解説します。
🍚【まずは基本!】日常の食事バランス(トレーニング期)
✅目的:
- 筋肉の合成・疲労回復のサポート
- グリコーゲン(糖質)貯蔵量の最大化
- ケガ予防と免疫力維持

🔻理想の栄養バランス(1食あたり)
栄養素 | 目安比率 | 主な食材 |
炭水化物 | 55〜65% | ごはん、パン、パスタ、芋類 |
タンパク質 | 15〜25% | 鶏肉、魚、大豆、卵、牛乳 |
脂質 | 15〜20% | ごま油、ナッツ、青魚など良質な脂質 |

🕒1日の摂取タイミング(例)
時間帯 | 内容 |
朝食 | ごはん・たまご・焼き魚・味噌汁・ヨーグルトなど。糖質+タンパク質で代謝スイッチON! |
昼食 | 主食多め+肉や魚・野菜。午後の練習に備えて糖質をしっかり補給 |
間食 | バナナ、おにぎり、ヨーグルト、プロテインバーなど。血糖値維持&集中力UP |
夕食 | 筋肉合成を意識し、タンパク質をしっかり+炭水化物も回復のために十分に |
就寝前 | 牛乳やヨーグルトなど、吸収がゆるやかなタンパク質を少量。筋肉修復をサポート |

🏁【試合前日】コンディションを整える「仕込み」の日!
✅目的:
- エネルギーの「貯蔵」=筋肉&肝臓にグリコーゲンを満タンに
- 消化の良い食材を選び、腸内トラブルを防止
🍴ポイント:
- 糖質中心+少し脂質控えめに(和食がベスト)
- 食べ慣れた食事を摂る(新しい食材やサプリは避ける)
- 水分も意識してこまめに補給(1日1.5~2L)

🌙前日夜の食事例:
🍚白ごはん
🐟焼き鮭
🥗豆腐と野菜のおひたし
🍜具なしのうどん or 具を少なめのスープ
🍌バナナ or 果物少量
⏰ 就寝3時間前までに済ませるのが理想
🏆【試合当日】最高のパフォーマンスを発揮する「勝負飯」!
✅目的:
- 試合中に“ガス欠”にならないエネルギー補給
- 胃に負担をかけず、軽やかに動ける体づくり
⏰【試合3~4時間前】に摂る朝食(メインのエネルギー源)
- 白ごはん or パン(ジャムなど消化の良いもの)
- 卵、納豆、サラダ(軽め)
- スープ(味噌汁など)
- バナナやオレンジジュース

🔻NG例:揚げ物、チーズ、バターなど脂っこいものは消化が遅くNG!
⏰【試合1時間前】の補食(“チャージ”タイム)
- おにぎり(梅・鮭など)
- バナナ
- カステラ、どら焼き
- スポーツドリンク、ゼリー飲料(糖質+ナトリウム)

⏰【ハーフタイムや試合間】の補食(疲労対策)
- 糖質中心のゼリー飲料、スポーツドリンク
- ドライフルーツ、ラムネ、はちみつ入りグミなども有効
⏰【試合後】のリカバリー食(30分以内が勝負!)
内容 | 例 |
糖質+タンパク質の補給 | プロテイン+果汁100%ジュースおにぎり+牛乳ヨーグルト+バナナ |
水分・塩分補給 | スポーツドリンク、味噌汁、塩タブレット |
⏰ 試合後2時間以内にはしっかりした食事を摂ること!
📝まとめ:食事も練習のうち!
🥇「勝つ」選手は、食べることにも手を抜かない。
練習で積み上げた力を、試合で100%発揮するためには、「食事」こそが最強の武器になります。
- 普段からの食事バランス
- 試合前のコンディション調整
- 当日の摂取タイミングと内容
これらを“練習と同じように”意識することで、体が変わり、結果が変わっていきます。

💬最後に
当ブログでは、今後もスポーツ選手向けの「栄養×パフォーマンス」記事をお届けしていきます。
「競技別の食事管理」「増量したい」「減量したい」「部活保護者向けの食事法」など、ご要望があればお気軽にコメントください!
次回のテーマは【スポーツ選手の間食戦略】を予定しています!